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故滝口豪人の碑

カリフォルニア半島の付け根エンセナダの町より20kmアメリカ側のバイパス沿いにある。

滝口豪人 著書:「生命もゆ」-28歳自転車旅行の記録(静岡新聞社)
世界一周中の加藤幸ほかペダリアンが訪問し、供養する。池本元光事務局長・梶政雄前副代表が2008年に訪問、松葉京三副代表・梶政雄サンディエゴ支部長が2013年に訪問。写真を見る


 1992年12月17日、世界に夢馳せた滝口豪人が、志半ばのメキシコで不慮の事故に遭った。関西外大時代からオーストラリア、中国、韓国、台湾、歴訪とベテランだっただけに悔やまれる。母親の美代子さんは幾度となくメキシコの事故現場を訪れて供養している。そして、1993年8月29日、美代子さん、滝口豪人の友人、エンセナダの警察官、エンセナダ市長婦人、牧師、地元のサイクリングクラブ会長、エンセナダ在住の西川さん、立ち合いのもと、アメリカ・サンディエゴから運ばれてきた供養碑が建てられた。御影石の碑には、「生命もゆ」と共に、滝口豪人と愛車の雄姿、日章旗、JACC名が刻み込まれ、裏面はスペイン語による鎮魂となっている。
 美代子さんは滝口豪人がカナダで会った友が託したたくさんの花の種を碑の周りいっぱいに蒔いて帰った。エンセナダサイクリングクラブ会長は、「この地に花咲くころ、サイクリストに呼びかけ、友好の地に育てたい。」と約束している。こうして滝口豪人の情熱はきっと永遠にペダルを踏み続けよう。


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