第4回は、第3回の贈呈から数えて11年目。それまでに何人もの大賞候補者が挙がったものの諸事情があり、大賞贈呈まで至らなかった。4~5年ごとに贈呈と決めていたものの、関係者一同少し気をもんだところもあった。
今回の大賞選考は、11年の歳月をかけて地球2周、約15万キロの距離を1台の自転車で走破した兵庫県川西市の中西大輔さん(40)が、選考された。訪問した国は130カ国。前回受賞者の待井さん(117カ国訪問)をしのぐ訪問国と、走行距離。選考委員、満場一致での選考であった。
中西大輔さんの冒険は1998年7月アラスカから始まった。2009年10月、韓国を最後に日本に渡り、大阪で旅を終える。 チェーン取替15回、タイヤ82本、パンク修理300回以上、ペダル交換5回、サドル交換4回。 壮絶な冒険であったことがこの数字だけでも知ることができる。
右の写真は、実際の自転車のフレームに取り付けられていた訪問国が記されたプレート。 ➜
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2009年JACC創設30周年記念セレモニーと同時開催された「地球体験ペダリアン大賞」贈呈式会場にて。
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