平成25年度春のサイクリングツアー企画

2013年2月3日

四国は中央構造線が作り出した独特の地形と、その影響による特殊な文化や伝説に満ち、サイクリストに魅力溢れる所です。四国に聳える剣山と石鎚山は名山百選に選ばれ、石鎚山を源流とした吉野川は、四国を東西南北に流れ、厳しい地形を形成しています。

  この厳しい地形に、権力闘争に敗れた、物部氏や平氏が隠れ住み長い時間が経過しました。

 山里には急峻な街道でしか近づけず、政権を追われた人々が隠遁生活を送るのに都合がよかったのでしょう。平成の今でも国道193号・438号・439号はその面影を残し、酷道イッキュウサン・酷道ヨサクなどと証されて、一部のモーターツーリストの憧れとなっています。 今回は、この酷道を走り、平氏の隠れ住んだと言われる祖谷地方を訪れて、限界集落を経過して、廃村集落となった村を回り、やがて訪れる日本の近未来の山里を見に行こうと考えます。

集合:5月3日10:30 JR四国貞光駅
解散:5月4日15:30 JR阿波池田駅
または
5月5日15:00 JR伊予西条駅

参加希望・問い合わせ先
サイクルショップ銀輪亭 出口隆二JACC事務局長 tel:06-6854-4543

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見所・走り所

1. JR四国貞光駅を下りて、つるぎ町役場を右折すると吉野川支流の貞光川沿いに標高差1,450mを登る438号線を36km走ります。この間の渓谷美はお勧めですが、後半の20kmは急勾配の登坂がこたえるはずです。

2. 国道438と439の合流点は、標高1,500mですが、ここからの剣山(1995m)の眺めは最高です。

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3. 酷道439号線に入ると、その狭さや、通行量の少なさに驚きます。又、46km地点で野猿・2重かずら橋が見られます。このかずら橋は西祖谷にある観光化された橋と異なり、ひっそりと自然の中にあり、趣があります。又、近傍の集落は、かかしの里としてNPOが、旧住民をモチーフにして案山子を飾り、驚きの光景です。

4. 京柱峠は酷道439号線の徳島県・高知県の県境にある峠、たどり着く行程の道に驚く事がいっぱい有ります。又峠には一軒の名物うどん店があり、しし肉うどんはお勧めです。(途中に鹿や猿に出会います。)

5. 吉野川沿いにある大歩危・小歩危は日本の街道における難所の代表格。新潟県糸魚川市にある「親知らず子知らず」と争う難所の一つで、この景観と四国三郎(吉野川)渓谷を楽しめます。

参加費用概算

1日目

  昼食・補給水・補給食       各自負担

  宿泊費+いやしの温泉郷       約 11,000円

2日目

  昼食・補給水・補給食       各自負担

合計予算 約11,000円+昼食・補給水・補給食×日≒20,000円
※往復の交通費は別途必要

追加コース・オプション(3日目走れる人は、次の行程も可能)

  2日目夜宿泊 (大豊町にある宿泊施設「学校に泊まろう」3,000円但し、食事は自炊)

  3日目  大豊町→最明浦ダム→吉野川渓谷→高知県伊野町木の香温泉→石鎚山瓶が森→伊予西条 約70km

       石鎚山瓶が森は、四国で一番高い舗装道路区間(1680m)

       午後3時頃 伊予西条駅解散

サイクリング報告
1日目剣山
2日目京柱峠
3日目早明浦ダム


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