今春退職澁谷、元日紙面飾る!
2021年5月4日
──自転車旅の短歌人で兵庫県立八鹿高校校長
ペダルに汗し、アジアの人々との出会いを詠んだ短歌集「アジア放浪」(青磁社)を集大成として還暦記念に出版した澁谷義人(60、滋賀大院OB、トライアスリートとしても活躍、身長182㎝、93/1入会)。
88年から学校休みを活用して自転車旅を始め、96年にモンゴル高原、台湾、シルクロード、韓国、インドネシア、ベトナムを駆け抜けた出会いとその文化を「アジア自転車の旅」(連合出版)に著した。
08年末までに19回の遠征。「サイクルスポーツ」誌(93~09年)に手記14回、神戸新聞文芸欄に7度の紀行掲載を数える。
兵庫県日高町出身の澁谷は熱血先生として活躍し、出石・高砂・香住各高校、母校豊岡高校定時制・日高両高校教頭、八鹿高校長と郷里県立高校を長年歩んできた。
兵庫県日高町は、国民栄誉賞受賞の「世界のウエムラ」故植村直己さんの故郷。高校の先輩植村さんを尊敬する澁谷の旅挑戦はここから始まっていた!
1/1付読売新聞の破顔一生欄で退職を控えた澁谷は「夢を持ち 前へ」という言葉を学生達に贈った!若き日のアジアペダル旅で短歌を詠み、07年NHK全国短歌大会特選でNHKホールに出演し全国放映等など活躍してきた澁谷。ペダルと短歌の両輪人生は集大成として元日紙面を大きく飾った!
池本 記