絶好調(家族6人)の金尾から──アプリシエイド花”が「会員のみなさまへ」(挨拶文)と「最終号」を受けて

2024年7月7日

2024年(令和6年)4月1日

地球体験&国際交流!
日本アドベンチャー・サイクリストクラブ
会員のみなさまへ

 みなさまお変わりございませんか。
 平素はJACC活動へのゆるぎないご支援に厚くお礼申し上げます。
 共に歩んでくださっていることに改めて感謝申し上げます。
 本封書、「ペダリアン」167号のお届けでなく、お許しください。

 1979年に創設したJACCは、3年後の1982年(昭和57年)に目指す地球体験と国際交流を活動目的に、情報機関紙季刊「ペダリアン」(ペダルの人々)を企業支援による広告掲載形態の会報として発行してまいりました。

 以来、42年間、日ごろ会えない日本各地の会員のみなさまへの活動報告として取り組み、絶えることなく2024年1月1日発行の冬号第166号までお届けさせていただきました。

 「青春の特権は冒険に賭ける可能性にある」ど“友情と平和”をペダルで踏みしめた信念を以って、「紙面活動への冒険!」という挑戦の機会を広告企業さまから与えていただいてまいりました。

 しかし、時の流れでしょうか? 断腸の思いではありますが、広告掲載の紙面活動も役目を終え、幕を閉じる時期が訪れ、最終号となった166号の編集後記に「蛍の光」としたためさせていただきました。

 お会いできぬ遠方の会員のみなさまには、ことのほか申し訳なく思っております。どうか、ご拝察くださいますようお願い申し上げます。

 さて、混沌とする世界情勢の中、厳しい自転車地球体験が依然続いてお りますが、活動目的の「友情と平和」の羅針盤を見失うことなくペダルを踏み続けてまいりたいと存じます。JACC関連諸活動は引き続きJACC公式webサイト「pedalian.com」でご覧いただき、今後とも共に歩んでくださいますよう切にお願い申し上げます。

感謝にかえて。

   


池本元光(創設代表)
梶 政雄(創設共同代表・米サンディエゴ支部長)
出口隆二(事務局長)日本アドベンチャー・サイクリストクラブ本部

    

〒550-0006大阪市西区江之子島2-1-37
 阿波座ライズタワーズフラッグ46-3613号室
 池本元光方
日本アドベンチャー・サイクリストクラブ事務局
〒560-0021 大阪府豊中市本町5-8-50
サイクルショップ銀輪亭内

「池本元光様
ペダリアン166号42年間お疲れ様でした。
素晴らしい冒険&挑戦感動をありがとうございます。感謝してます。」

金尾英明(愛知県豊橋市、1972/11生、1999/3入会)

■金尾は編集に携わった池本の労をねぎらうべく心花を贈った! 20240411
■青春の日に絶好調の旅を終えた金尾は、2男2女の父親として日々絶好調にサラリーマン生活を送っている!

金尾の絶好調“青春”! バックナンバーより5掲載を紹介します

◎第72号(2000年平成12年7月1日発行)8面

初陣・金尾、豪走行“絶好調”

 絶好調の毎日を送っています。お手紙ありがとうございます。

 出発前、池本事務局長は「知るも人生、知らぬも人生。どうせやったら知っている方がいいな」と話してくれました。その時、僕は「じゃあ、何があるか知ってみよう」と思い豪大陸に来ました。そして、最高の毎日を送っています。時間が過ぎるのが、もったいないくらいです。

 今回送って頂いた手紙に"オペラハウスの所で写真をたくさん撮り、それが今役に立っている(「ペダリアン」71号の表紙写真)、人生と同じ”とありました。

 僕が今やっていることも、決して無駄ではない。と再認識しました。

 紹介頂いたブリスベンのグラハム・スターキーさんをまだ訪問していませんが、訪問には100ドルの花束を持っていき、スターキーさんに失礼がないように、池本事務局長に迷惑がかからないよう、しっかり挨拶したいと思います。

※第73号5面掲載写真

 ペダリアン71号に南米での宗川会員の事故死のことが出ていました。悲しい出来事です。他人事ではありません。僕は絶対に、生きて日本に帰ることを誓います。

 World Peace !!

 ※99/11メルボルンを起点に豪NZを目指す兵庫の金尾英明(26)は、タスマニアを経てシドニーへ。4/16ブリスベン着。ケアンズへ北上中。

 シドニーハーバーブリッジを背にする金尾絶好調で豪大陸を快走中!と写真を掲載。

◎第73号(2000年平成12年10月10日発行)5面

豪走行”絶好調”の金尾、夢次々……

池本事務局長の“友情”受け継ぐ──

 前号8面で「初陣・金尾、豪走行”絶好調”」と紹介した兵庫の金尾英明(26)は、99/11メルボルンを起点にタスマニアを経てシドニーから東海岸を北上し、4/16ブリスベン着。「豪大陸、最高の毎日、時間が過ぎるのがもったいないくらい」と語っていた。 そして、6/4ケアンズに到着以後も、依然「絶好調の毎日を送っています」と寄せている。6/11よりケアンズから北25kmにある牧場での仕事をみつけ、3カ月間の予定で働いている金尾は、バイト後、NZを縦断し11月頃に舞台を東南アジアに移すという。南の国から北上するかたちで来チベットのラサに入り、中国・ネパール友好道路を走ってカトマンズを目指す予定だ。

 金尾は「5千m級の山々を越えられるか不安だが、エベレストのベースキャ ンプに行くのも大きな夢で、ラサに入って体調を整えながら高山病対策を」と考 えている。さらに、ネパールからインド(カルチャーショックにかからなければよ いのだが)に入って欧へと夢は続く。「欧は季節を考えてコース決めをしたいと思うが、あまり先の話しなので……」と、絶好調の金尾は豪の牧場で働きながら 次々と夢を巡らせ、「今の最大の夢はヒマラヤを越えることで、チベットに行くことは今回の旅の核」とも付け加える。

 自転車の方は、後輪のスポーク折れで困っていたが、ケアンズで日本食レストラン「山」を経営する河野政美(76/7~84/5、世界一周49カ国6万km走破、 大分出身)を訪ね、荷物を左右バランスよく積載、ゴムチューブでバッグを吊るしバウンド時の衝撃を緩和する工夫、クランク軸を護るために立ち漕ぎをしないこと等の助言を受けた。金尾の豪体験絶好調の継続と、さらなる夢の地までの幸運を祈りたい。

◎第82号(2003年平成15年1月1日発行)7面

ウルムチで愛車盗難の金尾、帰国

22カ国2万5839km走破──

「姉から連絡が入っていると思いますが、8/17中国のウルムチで自転車の盗難に遭いました。色々考えた結果、一時帰国することにし9/29帰国しました。

 帰国した一番の理由は、慢性的な疲れが5月からずっと続いていたからです。 今回、西チベットを走って帰国しようと思ったのもその疲れが理由です。走り たいという心境よりも“休みたい”と思いながら走っていました。そして、西チベットへ出発する前日の夕方、今回の出来事が起こってしまいました。

 今まで、盗難や強盗、紛失、大病、ケガなど一切なくラッキーだったのですが……。今回の出来事は、何か意味があったように思います。運命だったのでしょう。

 西チベットはとても自然が厳しい所ですから、あのまま無理をして行けば二 度と帰国できなかったかもしれません。帰国したことはいい選択だったと思って
います。

 来年の春か夏に、再挑戦して西チベットを走り、今回の旅を終了させる予定です」
と帰国報告を寄せた兵庫の金尾英明(27)。

「その国の文化に触れ、人々と友好を深めWordPeaceを広める」を旅のテーマに99年11/15から豪、NZ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、 タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、チベット、ネパール、インド、トルコ、シリア、ヨルダン、エジプト、英、スコットランド、アイルランド、オランダ、中国と22カ国2万5839kmを走破した金尾。再開に向け絶好調の日々を送っている。

◎第88号(2004年平成16年7月1日発行)6面

“知るも人生、知らぬも人生……”

22カ国2万5839km走破──金尾英明

「絶好調の毎日です。愛知県田原市のトヨタで期間従業員として働いていま すが、素晴らしい会社です。私は99/11~02/9自転車で旅をしましたが、今思い 出しても最高の時間でしたし、大きな財産を手に入れたと思っています。自転車旅行も、海外も、キャンプも、初めてづくしでしたが、我ながら良くやったと思います。大きな自信になりました。

 計画前、関西CSCへ池本事務局長を訪ね、「知るも人生、知らぬも人生、どうせやったら、知ってる方がいいな」と言われ、「それもそうやな、何があるか知ってみよう」と思ったあの日。懐かしいです。

 旅をして一番良かったことは、無事帰国できたことです。そして、秋のミーティングで、事務局長と一緒に食べたすき焼き、最高でしたね。自転車旅行で体験したこと全てが、私の血となり、肉となり、骨となり、身体に染み付いています。これこそ、私の財産です。その貴重な経験をこれから、形に表していきたいと思っています。 旅行中も最高でしたが、今も最高の毎日を送っています。毎日の幸せに感謝です」

と元気な便りを寄せた兵庫の金尾英明(31)。 金尾は、異国の文化に触れ、友好平和を旅のテーマに、オセアニア、アジア、中東、西欧を歴訪している。さらなる活躍に期待!

◎第101号(2007年平成19年10月10日発行)8面

金尾”祝100号”にセレブレーションフラワー寄贈!

 「『ペダリアン』100号おめでとうございます!池本さんのいう”草の根交流”の 結晶だと思います。池本さんに全ての良きことが、雪崩のごとく起きます。感謝しています。池本さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。WorldPeace!!」

と写真のフラワーポットを100号記念に事務局へ届けたのは、あのパワフルでいつも絶好調な日々を送っている愛知の金尾英明(34)。

 兵庫出身の金尾は、「各国の文化に触れ、人々と友好を深め、世界平和に貢献 したい」を地球体験のテーマに99/11~02/9、豪NZ、インドシナ、インド、中東、欧等、22カ国2万5839kmを走破。

 02/8中国のウルムチで自転車の盗難に遭い帰国を強いられている。旅の経緯は第82号に「ウルムチで愛車盗難の金尾、帰国」見出しで掲載。

※写真上は100号記念に金尾から贈られたフラワーポット。
金尾の心遣いには誠に感謝に堪えない!
当時、モノクロ紙面だったのが残念だ。
※トルコのカッパドキア地方でタンデム世界一周
中の宇都宮一成・トモ子夫妻と出会った金尾(右)/02/3。
※宇都宮(現在JACC評議員)は帰国後、故郷愛 媛でしまなみ海道1番のポタリングガイトとして活躍中。97/6~07/11の世界一周で2台のタンデム車を駆使し10万5805km走破の宇都宮夫妻は、「世界でいちばん長いハネムーン」 (風濤社、四六判圧巻の496頁!)、「88ケ国ふたり乗り自転車旅」(幻冬舎文庫)を出版している。

金尾って、気の置けない素晴らしい仲間!!

 私は、おかげ様で、絶好調の毎日を送っています。帰国してから、ずっと、サラリ ーマン生活をしています。働くのが大好きですから(笑)休日は家族で、山登り、公園、車で旅行に行って、楽しんでいます。

 長女9歳、二女7歳、長男3歳、二男1歳、6人家族で毎日楽しく生活しています。

 ありがたいです。感謝しています。

─2023年賀より─


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