JACCは、植村直己冒険館「チャレンジ応援祭」に協力します!
JACCは、2024年10月26日(土)、27日(日)に、兵庫県豊岡市の植村直己冒険館で開催される「チャレンジ応援祭」に協力します。
タンデムや竹製自転車など、いろいろな自転車の試乗、世界を旅した自転車やキャンプ用具を使って冒険の様子のデモンストレーション、自転車のチェーンや世界のコインを使ってのキーホルダー作りの体験など、様々な出し物を用意しています。
ぜひお越しください!
会員どうしの親睦を深めるため「ペダリアンの集い」も同時に開催、サイクリングなどを行います。
チャレンジ応援祭について詳しくはこちらをご覧ください。
https://boukenkan.com/post-3397/
近藤貴行
近藤貴行
3分割4大陸世界一周中
東南アジア、アメリカ、欧州
23/11~25/3
高繁勝彦
三輪バギー世界旅挑戦中
フランス、スペイン
24/6~8
藤本芳一
アメリカ、韓国
24/4~6
日名保彦
ミラノ~ベルリン
24/4~6
朝倉厚
台湾
24/6
ルワンダKISEKIボランティアの市川──7大陸目、温存夢の南極大陸に立つ!
南極日本人初自転車轍の重信、史上初横断の国際隊舟津登場!
2024年1月8日、市川メールより
明けましておめでとうございます。
私は今、南極に着きました。
43年振りに訪問した南米アルゼンチンのフエゴ島南部の町ウスワイアからノルゥエーのツアー船(写真市川の後方)に乗ってやって参りました。
自転車からは遠ざかってしまいましたが、64歳でやっと7つの大陸に上陸する夢を叶えることが出来ました!
1月17日に帰国予定です。
その後4月からは、前便でお伝えの通り再び障害児の施設で正社員として勤務する予定です。
それまでに、もう1回海外旅行と能登半島で起きた地震の災害ボランティアに行こうと考えています。
ご報告まで。
JACC会員南極大陸上陸の記録
・癌闘病中の重信幸廣(67、愛媛県、元小学校教師、仏教大OB)は、82/9~90/9の世界一周70カ国8万5千km走破の途上、南米チリ・プエルトモントからチリ軍艦で愛車と84/12南極上陸を果たしている。日本人初の轍を残した重信(当時30)。“6年間世界一周・自転車で旅を続ける「先生」”との見出しで、写真週刊誌「フォーカス」86/12/19号に掲載された=ペダリアン紙2005夏発行92号7
面「世界一周、旅立ちの譜」に紹介。
親友梶政雄米サンディエゴ支部長の見舞いを度々受け、闘病を続ける同志重信の回復を祈念!
・神戸大時代に米横断を遂げ、83/12~84/4JACC帆かけ自転車サハラ砂漠縦断隊長を務めた舟津圭三(大阪府、94/4以来アラスカ・フェアバンクス近郊の5万坪の大森林でレース犬達と暮らし、犬ぞり使いとして数々のレースで入賞。アラスカ支部長として、共に風冒険に挑んだ恭江夫人と中西大輔、安東浩正ら多くのJACCペダリアンを迎える。現在は、「北の楽園」と呼ばれるワイナリーNIKI Hills & Farm=北海道仁木町=の総支配人として活躍中)は、南極半島スタート地点89/7~90/3「平和精神」にのっとった史上初南極犬ぞり横断踏破6カ国の国際隊員として活躍し、91年これらの功績が評価され、朝日スポーツ賞、テレビ朝日ビッグスポーツ賞特別賞等受賞。
JACCは、1990年3月4日舟津の実家のある大阪・堺市浜寺と南極横断ゴール地点ミールヌイ基地とのMBS衛星中継という貴重な体験をすることができた。
舟津は、「犬ぞり隊、南極大陸横断す」(講談社)、「アラスカ犬ぞり物語」写真/佐藤日出夫(七賢出版)等を著作。
故河野兵市と共に故植村直己さんを尊敬する日本を代表する地球体験者で、JACCが誇るペダリアンだ!
舟津の「犬ぞり隊、南極大陸横断す」(92/7発行)の人間と42頭の犬達による感動のチームワークを著した冒険手記に、エチエンヌ隊長の翻訳著「南極大陸横断~国際チーム219日間の記録」(早川書房、91/6発行)。
エチエンヌ隊長は、「栄養学およびスポーツ医学を専門とする医師。ヒマラヤ、グリーンランド、パタゴニアなど、数々の遠征経験をもつ探検家でもある。1986年5月11日には、63日間かけて単独徒歩で北極点到達に成功した。その経験をもとに著した「極地の歩行者」は国際的に高い評価を受けた。その他の著書に「医学と山岳スポーツ」がある。」(同書著者紹介より)
錚々たる選抜のメンバーによる史上初の快挙記録!
共に迫力のある感動の傑作だ!!
「南極」記録から話を戻したい
1959年1月生まれの市川。日大時代の1979年7月~81年3月(1年8カ月)、アンカレジ~フエゴ島(北中南米縦断)~ブラジル3万kmを走破。帰国後の22歳1981年5月入会。
故河島英五理事が高らかに歌っていた「時代おくれ」の〽目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、人の心を見つめつづける……男になりたい。と、地球体験も人生も真面目にコツコツと生き抜いてきた市川裕一会員。
また市川は、北中南米後の日大卒業24歳時に、九州・南西諸島、台湾一周・韓国釜山~ソウル走行。32歳時、休職し、4カ月のバックパックでミクロネシア・豪州・ニュージーランド・東南アジア・スリランカ・インド・ネパール・チベットを訪ねる。
その後、家族を待ち、32年間、妻子4人の生活を最優先してきた。
63歳、児童相談所を退職した市川は、23/5フィリピン・セブ島のマザーテレサ孤児院でのボランティア活動を始め、23/6-7タイ・アユタヤの寺院が運営している孤児院の小学校でのボランティア。
23/8は北欧4カ国を巡る。
23/9秋田の台風水害復興の短期ボランティアに。
※退職後の市川、出来得る限りの社会貢献を世界に求め、夢を叶えた南極大陸上陸は32年間黙々と家族を支えたご褒美に違いない。
そして、11月10日、山田支部長メール「ルワンダより」
「10/1~11/9までJACCの市川裕一さんがキセキに滞在されました。市川さんとは20年近く前に品川でのミーティングでお会いしたきりですが、わざわざルワンダまで訪ねてきて下さいました。
市川さんは長年児童相談所や福祉関係のお仕事に携わっておられた経験を活かして、私の経営するキセキの託児所と幼稚園、日本人向けのレシデンスで主に子どもたちや若者と関わるボランティアをしてくださいました。
温和で若者を凌ぐ体力の市川さんは、子どもたちやママたちからも大変慕われ大活躍でした!
写真をお送りします!
ついでに私の写真も!
ルワンダではほとんど自転車には乗っていませんが、毎日筋トレと7kmのジョギングは欠かしません」と。
さて、2023年12月~2024年1月、南極旅行を叶えた市川。
4月22日から障害児の施設(放課後等デイサービス)の児童発達支援管理責任者としての勤務
が始まる。
「この歳になって正社員として迎えていただけることは感謝しかありません。
一度限りの人生なので、これからも出来る限り自分を高めつつ、少しでも世のため人のために尽
くせたら、これ以上のありがたい喜びは考えられません」と伝える。
市川会員、障害児施設勤務の再開、おめでとう!!
障害児は君の誠心誠意溢れる、献身的な優しさを、きっと待ってるよ!
無理せず、頑張り過ぎず、子どもたちへの愛情よろしく!
山田美緒アフリカ支部長兼評議員、おめでとう!! ──2023年「シチズン・オブ・ザ・イヤー」受賞!
「ルワンダで生活支援など受賞」という見出しで、優れた活動をしてきた市民をたたえる「2023年シチズン・オブ・ザ・イヤー」(シチズン時計主催)の受賞者が決まり、29日、東京都内で表彰式があった。この1年に日刊紙で紹介された個人・団体から選ばれた。
受賞したのは、
・ルワンダでシングルマザーらの働く場所づくりや生活支援など多岐にわたる活動をしてきた山田美緒さん(ルワンダ共和国キガリ市)
・目が不自由な人が自分でできる化粧法を考案し、広めている「ブラインジェンヌチーム」(福岡市
※一部略
・原爆ドームの前で被爆の実相を伝えてきた三登浩成さん(広島県府中町)。
と3組の受賞を1/30付朝日新聞、社会・総合面で横組ベタ記事掲載があった。見出しのルワンダがなければ見過ごすところだった。
JACCは1月14日開催の、4年ぶりの新年会の集合写真を山田支部長へ活動報告として新年の挨拶で送り、下記返信を受けている。
「ありがとうございます! 4年ぶり! 懐かしいお顔がちらほら! いただいたメールでのご報告になり恐縮です。シチズンオブザイヤーを受賞することになりました。1/29に授賞式があります。
賞をいただくのはフジグローブ賞(※第1回の2005年活動者として受賞)以来です!
自転車冒険の時からは想像もできない賞ですが、ありがたくいただいてきます!
また、みなさまにお会いできる日を楽しみにしています」と。
山田は下記※の活躍により06年1月14日開催の近畿地区新年総会(於大阪マルビル・レストランカラット)において、藤木高嶺JACC日本国際自転車交流協会代表理事(朝日新聞編集委員を経て大阪国際女子大学文化人類学名誉教授、登山・探検ジャーナリストとして活躍)からフジグローブ賞を受賞した。
同賞は地球儀会社㈱フジグローブ(本社大阪)西井良和社長がペダリアン紙の自転車地球体験に声援を送られ「感動を与えたペダリアンに毎年地球儀1体を贈る」目録によるもの。
※山田(41、旧姓山崎)は大阪外大時代の04/8~05/1アフリカ縦断5千km(ケニア・ナイロビ~南アフリカ・ケープタウン喜望峰まで8カ国)を男装の風貌で走破するなどキューバ、中国、米等世界20余カ国を歴訪。著書に「マンゴーと丸坊主」(幻冬舎)などがある。下記掲載のペダリアン紙に活躍の詳細を紹介。
2020年のコロナ禍で経営する日本食キセキはレストラン・ホテル部門を余儀なく閉店したが、社会起業家「KISEKI」の社長として活動を再開した山田。その挑戦「女性の貧困改善、シングルマザーの生活と子ども達の教育向上」の活躍が、毎日新聞に報道された。こうした社会貢献活動が高く評価をうけ、「シチズン・オブ・ザ・イヤー」という栄誉ある受賞に輝いた! 山田支部長、おめでとうございます!!
JACC活動紙2023年夏発行ペダリアン第164号で山田の活躍を紹介。自転車冒険軌跡等と23年3月2日付毎日新聞夕刊が1・7面で大きく報じた国際貢献記事を掲載した。
シングルマザーの皆さんと語らう山田(左写真中央)と小学低学年児童達と教育向上に取り組む先生方関係者との和やかな記念写真(写真右後方の白Tシャツが山田)。そして、その写真中央にボランティア活動に山田のKISEKIを訪ねた市川裕一会員(グレーのTシャツ、千葉県)が写る。
2023年10月7日、市川メールより
自転車からは遠ざかってしまいましたが……
JACCの皆様
ご無沙汰しております。NO.36会員の市川です。
ようやくコロナ禍が収まり、3人の子ども達も独立、さらに年金も受給できるようになったのを好機として、人生最後?の活動期に入ることにしました。
現在は山田美緒さんの移住先のルワンダ・キガリのキセキにお世話になり、主にナーサリーの子ども達支援のボランティアに取り組んでいます。
山田さんとはJACCの関東支部会合で品川でお会いしてから約17年が経過していますが、相変
わらずエネルギッシュに福祉活動や子育てにと頑張っておられる姿を拝見しております。
2023年12月18日2信、市川メールより
10月7日にメールを送らせて頂き、キセキでのボランティアは11月9日までさせて頂きました。
滞在中もボランティア仲間の方とサファリに出掛けて野生動物を観察したり、一人でレンタカーを借りてウガンダのビクトリア湖まで行ってきました。
11月10日にキセキを辞し、南アフリカ旅行の後、11月15日に帰国しました。
今後も南極旅行等に出掛ける予定です。
さらに明年4月からは障害児支援の施設に再就職することも決まっています。
JACCと植村直己冒険館──タンデム自転車試乗イベント実施!
日本アドベンチャー・サイクリストクラブと植村直己冒険館(兵庫県豊岡市)とのかかわりは、安東浩正評議員が日本人初の冬期シベリア単独自転車横断の偉業が2003年に、さらには中西大輔国際部長による11年かけての自転車での地球2周16万キロ走が2009年に認められ植村直己冒険賞を受賞した経線から始まりました。
その後、一般客、JACCの仲間も含め多くのサイクリストが訪問されたことと思います。
昨年10月にはチャレンジ応援祭の一環としてJACCからも海外白転車旅行の体験談の報告に参加してきました。
大阪府豊中市でサイクルショップを経営する私と親交の深い日系ブラジル人のハラ・ジェルソン・アイザワ氏が製作した竹を素材とするロードレーサーオーナーの山内一生会員の自転車も持参したことをきつかけに、私がパイロットを務める福場秀和氏所有の漆仕上げの竹タンデムとともに2024年新年から5月のゴールデンウィークにかけて館内展示を実施しております。
そして、その流れで4月14日天の下、家族連れでにぎわう日曜日にはタンデム自転車体験試乗会を実施し多くの方に楽しんでいただきました。
また、屋外で昼食をとりながら吉谷義奉館長と今後JACCが企画するサイクル&キャンプイベント想について話が弾み、今後さらに協力し合ってイベントを盛り上げていくことになりました。
JACC事務局長出口隆二(1978年北米大陸横断)
絶好調(家族6人)の金尾から──アプリシエイド花”が「会員のみなさまへ」(挨拶文)と「最終号」を受けて
2024年(令和6年)4月1日
地球体験&国際交流!
日本アドベンチャー・サイクリストクラブ
会員のみなさまへ
みなさまお変わりございませんか。
平素はJACC活動へのゆるぎないご支援に厚くお礼申し上げます。
共に歩んでくださっていることに改めて感謝申し上げます。
本封書、「ペダリアン」167号のお届けでなく、お許しください。
1979年に創設したJACCは、3年後の1982年(昭和57年)に目指す地球体験と国際交流を活動目的に、情報機関紙季刊「ペダリアン」(ペダルの人々)を企業支援による広告掲載形態の会報として発行してまいりました。
以来、42年間、日ごろ会えない日本各地の会員のみなさまへの活動報告として取り組み、絶えることなく2024年1月1日発行の冬号第166号までお届けさせていただきました。
「青春の特権は冒険に賭ける可能性にある」ど“友情と平和”をペダルで踏みしめた信念を以って、「紙面活動への冒険!」という挑戦の機会を広告企業さまから与えていただいてまいりました。
しかし、時の流れでしょうか? 断腸の思いではありますが、広告掲載の紙面活動も役目を終え、幕を閉じる時期が訪れ、最終号となった166号の編集後記に「蛍の光」としたためさせていただきました。
お会いできぬ遠方の会員のみなさまには、ことのほか申し訳なく思っております。どうか、ご拝察くださいますようお願い申し上げます。
さて、混沌とする世界情勢の中、厳しい自転車地球体験が依然続いてお りますが、活動目的の「友情と平和」の羅針盤を見失うことなくペダルを踏み続けてまいりたいと存じます。JACC関連諸活動は引き続きJACC公式webサイト「pedalian.com」でご覧いただき、今後とも共に歩んでくださいますよう切にお願い申し上げます。
感謝にかえて。
池本元光(創設代表)
梶 政雄(創設共同代表・米サンディエゴ支部長)
出口隆二(事務局長)日本アドベンチャー・サイクリストクラブ本部
〒550-0006大阪市西区江之子島2-1-37
阿波座ライズタワーズフラッグ46-3613号室
池本元光方
日本アドペンチャー・サイクリストクラブ事務局
〒560-0021 大阪府豊中市本町5-8-50
サイクルショップ観亭内
「池本元光様
ペダリアン166号42年間お疲れ様でした。
素晴らしい冒険&挑戦感動をありがとうございます。感謝してます。」
金尾英明(愛知県豊橋市、1972/11生、1999/3入会)
■金尾は編集に携わった池本の労をねぎらうべく心花を贈った! 20240411
■青春の日に絶好調の旅を終えた金尾は、2男2女の父親として日々絶好調にサラリーマン生活を送っている!
金尾の絶好調“青春”! バックナンバーより5掲載を紹介します
◎第72号(2000年平成12年7月1日発行)8面
初陣・金尾、豪走行“絶好調”
絶好調の毎日を送っています。お手紙ありがとうございます。
出発前、池本事務局長は「知るも人生、知らぬも人生。どうせやったら知っている方がいいな」と話してくれました。その時、僕は「じゃあ、何があるか知ってみよう」と思い豪大陸に来ました。そして、最高の毎日を送っています。時間が過ぎるのが、もったいないくらいです。
今回送って頂いた手紙に"オペラハウスの所で写真をたくさん撮り、それが今役に立っている(「ペダリアン」71号の表紙写真)、人生と同じ”とありました。
僕が今やっていることも、決して無駄ではない。と再認識しました。
紹介頂いたブリスベンのグラハム・スターキーさんをまだ訪問していませんが、訪問には100ドルの花束を持っていき、スターキーさんに失礼がないように、池本事務局長に迷惑がかからないよう、しっかり挨拶したいと思います。
ペダリアン71号に南米での宗川会員の事故死のことが出ていました。悲しい出来事です。他人事ではありません。僕は絶対に、生きて日本に帰ることを誓います。
World Peace !!
※99/11メルボルンを起点に豪NZを目指す兵庫の金尾英明(26)は、タスマニアを経てシドニーへ。4/16ブリスベン着。ケアンズへ北上中。
シドニーハーバーブリッジを背にする金尾絶好調で豪大陸を快走中!と写真を掲載。
◎第73号(2000年平成12年10月10日発行)5面
豪走行”絶好調”の金尾、夢次々……
池本事務局長の“友情”受け継ぐ──
前号8面で「初陣・金尾、豪走行”絶好調”」と紹介した兵庫の金尾英明(26)は、99/11メルボルンを起点にタスマニアを経てシドニーから東海岸を北上し、4/16ブリスベン着。「豪大陸、最高の毎日、時間が過ぎるのがもったいないくらい」と語っていた。 そして、6/4ケアンズに到着以後も、依然「絶好調の毎日を送っています」と寄せている。6/11よりケアンズから北25kmにある牧場での仕事をみつけ、3カ月間の予定で働いている金尾は、バイト後、NZを縦断し11月頃に舞台を東南アジアに移すという。南の国から北上するかたちで来チベットのラサに入り、中国・ネパール友好道路を走ってカトマンズを目指す予定だ。
金尾は「5千m級の山々を越えられるか不安だが、エベレストのベースキャ ンプに行くのも大きな夢で、ラサに入って体調を整えながら高山病対策を」と考 えている。さらに、ネパールからインド(カルチャーショックにかからなければよ いのだが)に入って欧へと夢は続く。「欧は季節を考えてコース決めをしたいと思うが、あまり先の話しなので……」と、絶好調の金尾は豪の牧場で働きながら 次々と夢を巡らせ、「今の最大の夢はヒマラヤを越えることで、チベットに行くことは今回の旅の核」とも付け加える。
自転車の方は、後輪のスポーク折れで困っていたが、ケアンズで日本食レストラン「山」を経営する河野政美(76/7~84/5、世界一周49カ国6万km走破、 大分出身)を訪ね、荷物を左右バランスよく積載、ゴムチューブでバッグを吊るしバウンド時の衝撃を緩和する工夫、クランク軸を護るために立ち漕ぎをしないこと等の助言を受けた。金尾の豪体験絶好調の継続と、さらなる夢の地までの幸運を祈りたい。
◎第82号(2003年平成15年1月1日発行)7面
ウルムチで愛車盗難の金尾、帰国
22カ国2万5839km走破──
「姉から連絡が入っていると思いますが、8/17中国のウルムチで自転車の盗難に遭いました。色々考えた結果、一時帰国することにし9/29帰国しました。
帰国した一番の理由は、慢性的な疲れが5月からずっと続いていたからです。 今回、西チベットを走って帰国しようと思ったのもその疲れが理由です。走り たいという心境よりも“休みたい”と思いながら走っていました。そして、西チベットへ出発する前日の夕方、今回の出来事が起こってしまいました。
今まで、盗難や強盗、紛失、大病、ケガなど一切なくラッキーだったのですが……。今回の出来事は、何か意味があったように思います。運命だったのでしょう。
西チベットはとても自然が厳しい所ですから、あのまま無理をして行けば二 度と帰国できなかったかもしれません。帰国したことはいい選択だったと思って
います。
来年の春か夏に、再挑戦して西チベットを走り、今回の旅を終了させる予定です」
と帰国報告を寄せた兵庫の金尾英明(27)。
「その国の文化に触れ、人々と友好を深めWordPeaceを広める」を旅のテーマに99年11/15から豪、NZ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、 タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、チベット、ネパール、インド、トルコ、シリア、ヨルダン、エジプト、英、スコットランド、アイルランド、オランダ、中国と22カ国2万5839kmを走破した金尾。再開に向け絶好調の日々を送っている。
◎第88号(2004年平成16年7月1日発行)6面
“知るも人生、知らぬも人生……”
22カ国2万5839km走破──金尾英明
「絶好調の毎日です。愛知県田原市のトヨタで期間従業員として働いていま すが、素晴らしい会社です。私は99/11~02/9自転車で旅をしましたが、今思い 出しても最高の時間でしたし、大きな財産を手に入れたと思っています。自転車旅行も、海外も、キャンプも、初めてづくしでしたが、我ながら良くやったと思います。大きな自信になりました。
計画前、関西CSCへ池本事務局長を訪ね、「知るも人生、知らぬも人生、どうせやったら、知ってる方がいいな」と言われ、「それもそうやな、何があるか知ってみよう」と思ったあの日。懐かしいです。
旅をして一番良かったことは、無事帰国できたことです。そして、秋のミーティングで、事務局長と一緒に食べたすき焼き、最高でしたね。自転車旅行で体験したこと全てが、私の血となり、肉となり、骨となり、身体に染み付いています。これこそ、私の財産です。その貴重な経験をこれから、形に表していきたいと思っています。 旅行中も最高でしたが、今も最高の毎日を送っています。毎日の幸せに感謝です」
と元気な便りを寄せた兵庫の金尾英明(31)。 金尾は、異国の文化に触れ、友好平和を旅のテーマに、オセアニア、アジア、中東、西欧を歴訪している。さらなる活躍に期待!
◎第101号(2007年平成19年10月10日発行)8面
金尾”祝100号”にセレブレーションフラワー寄贈!
「『ペダリアン』100号おめでとうございます!池本さんのいう”草の根交流”の 結晶だと思います。池本さんに全ての良きことが、雪崩のごとく起きます。感謝しています。池本さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。WorldPeace!!」
と写真のフラワーポットを100号記念に事務局へ届けたのは、あのパワフルでいつも絶好調な日々を送っている愛知の金尾英明(34)。
兵庫出身の金尾は、「各国の文化に触れ、人々と友好を深め、世界平和に貢献 したい」を地球体験のテーマに99/11~02/9、豪NZ、インドシナ、インド、中東、欧等、22カ国2万5839kmを走破。
02/8中国のウルムチで自転車の盗難に遭い帰国を強いられている。旅の経緯は第82号に「ウルムチで愛車盗難の金尾、帰国」見出しで掲載。
金尾って、気の置けない素晴らしい仲間!!
私は、おかげ様で、絶好調の毎日を送っています。帰国してから、ずっと、サラリ ーマン生活をしています。働くのが大好きですから(笑)休日は家族で、山登り、公園、車で旅行に行って、楽しんでいます。
長女9歳、二女7歳、長男3歳、二男1歳、6人家族で毎日楽しく生活しています。
ありがたいです。感謝しています。
─2023年賀より─
「ペダリアン」166号掲載の「国際貢献」を台湾の支援者へ感恩発信!
──胡栄華名誉会員兼理事「貢献活動」を語る
JACC日本国際自転車交流協会(注:地球を駆けるサイクリングとアドベンチャー分野で世界をリードする団体)の2024年新春号第166号に表紙を含め3ページにわたって、私達の活動を紹介する特集記事が掲載されました。
ヒマラヤ山脈のネパールの山村地域への小学校建設等の経緯と、昨年9月9日に桃園市の新金華園での「学校建設を祝う」感恩餐会が大きく紹介されています。
JACC池本元光代表ご夫妻にはわざわざ日本からお祝いに来ていただき、私達の慈善活動を「国際貢献」活動として称賛していただきました。
外国から称賛されるのは、活動を支え共に歩んでくれたあなたと私の献身の結果です。
世界一周やサハラ砂漠縦断、中国縦横断の旅を振り返ると、悲しみや甘さ、時には迷いや落胆もあり、何よりも大切なのは、強い信念と信頼、理想への粘り強さでした。
皆さんと一緒に、このような賛美を共有できましたことを大変嬉しく思っております。
ありがとうございました!
最終号となった広告掲載紙面に世界の冒険サイクリスト最大の国際貢献活動記事を掲載できたことを嬉しく思います。
特筆
■1984年3月~87年4月にかけて台湾青年初の世界一周40カ国4万2000km走破。その快挙は台湾のマスコミが大々的に報じた。旅行中から手記を連載していた大衆紙民生報主催で台湾全土をサーキットした250回もの講演活動で国民の士気を高め、政府から第30回「中華民国青年章」をはじめ、第25回「中華民国10大傑出青年章」、「台湾国際青年会議所87年度優秀青年章」等を受賞するなど、社会に良い影響を与えた功績が高く評価された。世界一周の手記第1著「単騎走天涯」全4巻を出版。
JACC日本国際自転車交流協会は89年3月13日、胡栄華さん(35歳)の地元台湾桃園県立文化会館において同県徐鴻志知事らを迎え第1回「地球体験ペダリアン大賞」贈呈式を盛大に挙行し、活躍を称えた。
その後、89年10月~90年11月中国大陸縦横断1万4056km走破、92年8月~93年7月欧・サハラ砂漠縦断・アジア19カ国1万2200kmを走破。3回におよぶチャレンジで3紀行8冊の体験記を民生報より刊行。こうした活動は地球体験の普及に大きく貢献した。特に世界一周当時、国交の少ない台湾青年にとっては国情を含め極めて困難な大冒険であった。
胡さんは、元(財)捷安特体育基金会執行長・中華台北奥林匹克委員会委員・中華民国トライアスロン運動協会理事長等の要職を務め、地元桃園市でアウトドアショップ藍駝旅遊戸外用品中心を経営。97年5月日本人初の北極点単独徒歩到達を遂げた愛媛県の故河野兵市JACC評議員の無二の親友だった。
井上評議員(香川県)「新年会」を寄せる
4年ぶりの新年会(於ホテルクライトン新大阪にて1月14日開催=写真下)、皆様と久しぶりにお会いでき嬉しく思っております。
JACCロゴに地球が浮かぶ立体クリスタルウエイト、遠方役員出席謝礼等を頂き、ありがとうございました。マグネットステッカーは車に付けてJACCメンバーとして恥ずかしくない運転を心掛けたいと思います。
そして、今までどこに出しても恥ずかしくない地球体験情報機関紙季刊「ペダリアン」(「広告支援という責任ある紙面活動への冒険に挑戦!」を掲げ1982年10月10日体育の日に創刊し、広告掲載機関紙としての役割を終えた最終号新春166号)発行のご苦労をお察しいたします。41年余の長期にわたり、本当にご苦労様でした。
井上義公(JACC評議員、香川県、1984年10月入会)
4年ぶりの新年会、東京から多忙なモデル活動のなか山下晃和評議員、福岡から宇都宮秀俊副代表、香川から井上評議員が遠路出席。神奈川からは23/7〜11アンカレジ~メキシコボーダーまでの北米 断を81歳で挑戦した神谷泰毅が講演。
感謝! ユーラシア大陸横断の西畑勝明・由香夫妻のjr.小5のアウトドア少女葉純ちゃん、植村直己さんが消息を絶ったアラスカ・デナリ登頂の澤昇平jr.でエベレスト登頂を夢見る小3の直樹君。23/10/21-22の植村直己冒険館「チャレンジ応援祭」イベント(JACC協力)にも参加してくれた小学生コンビ。大人に混じっていつもありがとう! 子どもは宝! 日本の宝! JACCの宝だ!
※小学生コンビは、海外在住役員のアフリカ支部長兼評議員の山田美緒さん、豪メルボルンのエミコ・シール評議員、台湾の胡栄華名誉会員兼理事、米カリフォルニア・サンディエゴ支部長の梶政雄JACC共同代表へ向けての「ミオさん(アフリカ・ルワンダ) エミコさん(オーストラリア) 胡栄華さん(台湾) 梶さん(アメリカ・サンディエゴ) 2024年よろしく!JACC」の新年メッセージを掲げた! ありがとう!!
井上評議員へ贈られた立体クリスタルとマグネットステッカー(左右10.8cm)
ステッカーは梶支部長がトルコ・イズミール滞在中にJACC活動記念として製作。
※中央下500円コインはサイズ比較用
その昔、映画「24の瞳」で知られた小豆島。2023年、サイクリングを楽しんだ井上評議員の愛車。
※井上は元企業(隆祥産業)内サイクリング部長として活躍
「御支援役員の皆々さまへ」(挨拶文)を受けて
JACC日本国際自転車交流協会理事から
「ペダリアン」の発行にピリオドを打たれる事になった由、長年の愛読者の一人として改めて感謝申し上げます。
42年の長きに渡る取り組みは、池本さんはじめ皆さんの献身的なご苦労があってこその成就だと拝察申し上げます。
今後ともご交誼、宜しくお願い致します。
坪井恒彦 氏
(大阪/元読売新聞社編集委員)20240402
4月1日付のお知らせ、頂戴しました。
ペーパーでの「ペダリアン」廃刊とのこと、なんとも残念ですが、いろいろ事情があってのことでしょう、やむを得ません。
それにしても、1982年の発行開始から42年間になるそう、半世紀に近い歳月ですね、この間、どれだけの若いペダリアンが背中を押されて世界に勇躍したことか、その功績は計り知れないものがあったと思います。
池本さん、みなさん、すごい! よくやった!
本当にご苦労さんでした。
遠藤靖夫 氏
(埼玉/元朝日新聞社運動部長)20240402
JACC代表 池本元光 胡さんの“国際貢献”感恩慶賀へ訪台
日本アドベンチャー・サイクリストクラブ名誉会員
JACC日本国際自転車交流協会理事
胡 栄華 さん
「台湾援助尼泊爾
偏郷建校
曁水塔落成誌慶
感恩餐會」
2023年9月9日開催
於 台湾桃園市
第1回「地球体験ペダリアン大賞」を受賞した台湾の胡 栄華さんのネパール山村に小学校建設、給水塔、水汲み場設置の国際貢献は「ペダリアン」第154号(2021年1月1日発行)、第156号(7月1日発行)特集で紹介してきました。
世界一周→台湾一周講演活動200余回(統一企業公司協賛)→地球体験ペダリアン大賞受賞(35歳)→アウトドアショップ藍駝旅遊戸外用品中心経営(25年間)→60歳ネパール山村ダディン地区に小学校6教室、給水塔1基、水汲み場62箇所等を落成。ヒマラヤの神からの素晴らしいプレゼントとして子供達、村人に喜ばれている!
コロナ禍で延び延びとなっていた感恩慶賀餐會が案内ポスターのとおり4年越しの開催の運びとなりました。構想着手から完成まで、現地まで度々足を運び、関係者との打ち合わせ…コツコツと地道な活動4年。そして、その後の維持…その熱き熱き胡栄華さんの思いには涙せずにはおれません。
そこには素蘭夫人、家族の理解、400人もの支援者の皆さんなくしてこの素晴らしい国際貢献活動は語ることは出来ません。まさに台湾の心を見る思いで、世界の冒険サイクリスト、日本アドベンチャー・サイクリストクラブ、JACC日本国際自転車交流協会の誇りです!
日本人初の北極点単独徒歩到達後の挑戦で、北極海に眠ってしまった無二の親友河野兵市同志も、きっとこの貢献を喜んでいるに違いない。 ありがとう! 胡栄華さん。
自転車冒険シネマのご案内 「オーストリアからオーストラリアへ ~ふたりの自転車大冒険~」
2017/4ー2018/4オーストリア青年(23歳・24歳)による
3大陸19カ国18,000kmを走り抜き、監督・脚本・撮影(ドローン、小型4Kカメラを駆使)・編集まで手掛けた88分間のドキュメンタリーが、3年後の今、ついに日本にやって来た!!
パンドラ配給2/11(金・祝)ヒューマントラストシネマ有楽町&アップリンク吉祥寺で公開!
ほか全国順次公開される!!
※本作はORF(オーストリア放送協会)映画による支援29,000€(約370万円)を得て制作されている。
※帰国後ふたりは映画を完成させたほか、旅の経験を本「AUSTRIA2AUSUTRALIA」にして出版。
Amazonでの評価は★5つ中の4.6と高評価を受けている。
・JACCは、”旅と撮影の同時進行に脱帽だ!
「やってみよう!」精神で、人いきれを乗り越えコアラの国へ!
「挑戦!」への情熱で、大冒険をやってのけた痛快な銀輪ロードムービー!
突っ切った2人の青春は感動そのものだ!”
と池本元光代表は推奨コメントを贈っている。
上映案内(配給会社パンドラ提供)
地域 | 劇場名 | 公開日 |
東京都 | ヒューマントラストシネマ有楽町 | 2022年2月11日(金)~17日(木)14:45 1週間延長上映! 2月24日(木)まで |
東京都 | アップリンク吉祥寺 | 2022年2月14日(月)~17日(木) 13:15/18:50 |
愛知県 | 名演小劇場 | 2022年3月4日(金)~ |
青森県 | シネマディクト | 2022年3月12日(土)~ |
栃木県 | 小山シネマロブレ | 2022年3月18日(金)~ |
鹿児島県 | ガーデンズシネマ | 2022年3月24日(木)~ |
群馬県 | 前橋シネマハウス | 2022年3月26日(土)~ |
北海道 | シアターキノ | 2022年3月26日(土)~ |
富山県 | ほとり座 | 近日公開 |
兵庫県 | 元町映画館 | 近日公開 |
京都府 | アップリンク京都 | 2022年4月 |
大阪府 | シネ・リーブル梅田 | 2022年4月1日(金)~ |
栃木県 | 宇都宮ヒカリ座 | 2022年4月1日(金)~ |
神奈川県 | 横浜シネマリン | 2022年4月16日(土)~ |
故河野兵市JACC評議員 冬季企画展
愛媛県旧瀬戸町出身の河野兵市は自転車世界一周後、日本人初の北極点単独徒歩到達(780km)を成し遂げました(1997年5月2日=現地、当時39歳)。そしてその後の北極点から故郷への人力によるリーチングホーム(生まれ故郷をめざす)プロジェクトで、無念にもワードハント島目前の北極海にてプレッシャーリッジ(海流の衝突で割けた氷と氷が火山の爆発のように隆起する現象)に遭遇し、帰らぬ人となりました(2001年5月17日、43歳)。
この度、愛媛県生涯学習センター内の愛媛人物博物館で「河野兵市~一人北極点をめざした“旅人”~」展が開催の運びに。
展示では、貴重な資料を用いて河野の偉大な功績と人物像が紹介されています。
期間/2021(令和3)年12月4日~2022(令和4)年3月13日
9時~17時30分(入場は17時まで)※入場無料
展示会場/愛媛人物博物館3階企画展示室
問い合わせ先/愛媛県生涯学習センター
愛媛県松山市上野町甲650
電話:089-963-2111
主催/愛媛県生涯学習センター
池本記
■河野のリーチングホームで涙をのんだ地元松山市の遠征隊事務局の後藤東二氏、三宅英太郎氏の測り知れない大応援があったことをJACCは決して忘れな
■また、河野北極点等挑戦の前哨戦ともいうべきサハラ砂漠縦断のリヤカー“クスクス”号は、MTB前輪2車輪を駆使し航空搬送を考慮して分割式にするなど3日3晩でJACC池本が師弟愛を込めて製作を手がけた。
「世界を駆け抜けた自転車冒険家の軌跡」──関西CSC(大阪)冒険展開催!!
──国内初最大規模の常設展示!
コロナ禍を突いて、日本の自転車冒険“夢”体験を多くの人々に伝えようと、自転車のテーマパークとして年間30万人近い来場者を迎える関西サイクルスポーツセンター(関西CSC=大阪府河内長野市、金剛生駒紀泉国定公園内にある約20万㎡を有する施設)が、「世界を駆け抜けた自転車冒険家の軌跡」という国内初最大規模の常設展示の開催を昨年11月2日から始めた。
出展者は日本アドベンチャー・サイクリストクラブ(JACC)の推薦をうけた1968年から2020年までの体験者、以下8名。
■西畑由香(旧姓松尾、奈良県、大阪府出身)
女性初単独ユーラシア大陸横断
24カ国(07/5ネパール・カトマンズ~08/12欧マケドニア・シュトゥカ)
1万4000㎞走破
・2009年地球体験フジグローブ賞受賞
■永谷彰朗(滋賀県、京都府出身)
教師を辞めて世界一周
55カ国(88/5~95/4)
7万5000㎞走破
■磯田喜之(大阪府)
タンデム相乗り世界一周
95カ国(09/8~20/3タイで新型コロナに遭遇し緊急帰国)
6万2964㎞走破
■待井 剛(兵庫県、長野県出身)
世界一周「行きっぱなし」日本人記録達成!
117カ国(92/4~98/5)11万6780㎞走破
・1998年第3回地球体験ペダリアン大賞受賞
■中西大輔(兵庫県)
地球を2周した植村直己冒険賞受賞者
130カ国(98/7~09/10)
15万1849㎞走破(日本人最長走行記録達成!)
・2009年第4回地球体験ペダリアン大賞受賞
■鈴木邦友(東京都)
世界の自転車や自転車文化を巡る世界一周
76カ国(86/6~89/5)70000㎞走破
■宇都宮秀俊(福岡県)
日本人学生初の世界一周
40カ国(84/6~87/1世界初の道なきダリエン地峡踏破)
4万6101㎞走破
■池本元光(大阪府)
日本人初の世界一周
47カ国(68/8~72/12)4万1840㎞走破
※アフリカ最高峰キリマンジャロ自転車登頂車・豪ナラボー平原横断セーリングサイクルも特別展示。
写真データ提供:関西CSC
展示会場には、それぞれが夢の地へ燃え世界の道にチャレンジした愛車、タンデム自転車やキャンピング自転車等10台が、思い出の詰まった装備品・記録品と共に興味深く展示されている。
池本 記
今春退職澁谷、元日紙面飾る!
──自転車旅の短歌人で兵庫県立八鹿高校校長
ペダルに汗し、アジアの人々との出会いを詠んだ短歌集「アジア放浪」(青磁社)を集大成として還暦記念に出版した澁谷義人(60、滋賀大院OB、トライアスリートとしても活躍、身長182㎝、93/1入会)。
88年から学校休みを活用して自転車旅を始め、96年にモンゴル高原、台湾、シルクロード、韓国、インドネシア、ベトナムを駆け抜けた出会いとその文化を「アジア自転車の旅」(連合出版)に著した。
08年末までに19回の遠征。「サイクルスポーツ」誌(93~09年)に手記14回、神戸新聞文芸欄に7度の紀行掲載を数える。
兵庫県日高町出身の澁谷は熱血先生として活躍し、出石・高砂・香住各高校、母校豊岡高校定時制・日高両高校教頭、八鹿高校長と郷里県立高校を長年歩んできた。
兵庫県日高町は、国民栄誉賞受賞の「世界のウエムラ」故植村直己さんの故郷。高校の先輩植村さんを尊敬する澁谷の旅挑戦はここから始まっていた!
1/1付読売新聞の破顔一生欄で退職を控えた澁谷は「夢を持ち 前へ」という言葉を学生達に贈った!若き日のアジアペダル旅で短歌を詠み、07年NHK全国短歌大会特選でNHKホールに出演し全国放映等など活躍してきた澁谷。ペダルと短歌の両輪人生は集大成として元日紙面を大きく飾った!
池本 記
特報!! 「河島英五 JACC日本国際自転車交流協会理事」
JACC History/河島英五理事──60年代にギター抱えてチベット、ペルー等を人と旅を語る吟遊詩人として歩く。シンガーソングライターとして「酒と泪と男と女」「時代おくれ」などのヒット曲を出し、91年NHK紅白歌合戦でダイナミックに熱唱。阪神大震災チャリティーコンサートを10年継続。そんな英五さんが交流協会理事でした。01/4/16急逝。48歳の若さでした。とJACC機関紙「ペダリアン」に掲載を続け、感謝を忘れずに歩んできた。
この度、没後20年 – 人生旅的途上 – 河島英五展が京都文化博物館別館において4/16から4/25まで開催されるにあたり、ここにスケジュール等を特報するものです。
※特別イベントに出演の山田啓二氏、河島あみるさん(英五さんの長女)、河島翔馬さん(英五さんの長男)、大平サブロー氏とはJACC池本元光代表がラジオ・TV出演等でお世話になっている。
コロナ下の奮闘! 胡 栄華(台湾)さんの活躍!!
国際友好大賞「地球体験ペダリアン大賞」受賞から30年。
国際貢献! ネパール山村へ学校建設
■2020年4月、25年間経営したアウトドアショップ藍駱駝(ブルーキャメル)を閉じ、ネパール支援を本格始動! 台湾桃園国際空港に近い桃園市の旧社屋には中華民国青年章牌など数々の功績記念品が飾られている。
※胡さんと愛車が掲載された「単車世界」誌の紙面をご参照下さい。
■大賞受賞者胡栄華さんの栄誉ある国際貢献活動の詳細は、ペダリアン新年号で紹介の運びです。
遭遇!! コロナ禍中の冒険者──神保広武
チリ南部チロエ島、コロナで離島できず!
世界一周ラストスパート南米で足止め!
南北約4500kmもあるチリ。
南米アンデス最高峰のアコンカグアとの対面後、首都サンチアゴから南へ約1000kmの港町プエルトモントへ走行。さらにフェリーで数km南のチロエ島へ渡り、アメリカ大陸縦断道路パナメリカナ5号線を島内終点の町ケジョンに3月23日到着した神保。
しかし、思わぬ新型コロナに遭遇!チロエ島ロックダウンにより離島できず、未だ(8月末)ペダル再開への道は閉ざされたままだ・・・・・・・・。
JACCは同志へ、激励メッセージを託した!
「がんばれ!同志神保」と願わずにはいられない。
写真は神保会員のアンデス走行及び長期滞在が余儀なくされているチロエ島のキャンプ場での生活を紹介するものです。
池本記
歴代役員名簿
鬼才イラストレーター
没後20年「“真鍋 博”大規模回顧展」始まる!
於:愛媛県美術館(松山市)
※真鍋博氏はバイコロジー運動の推進者で、21世紀を予想した
未来都市を描くイラストレーター第一人者として活躍され、JACC国際交流協会理事として自転車地球体験活動を発足当時から支えて下さった。
■2020年11月3日イベント
「真鍋家トークショー」(東京在住の夫人の真鍋麗子氏、真鍋真氏、真鍋由氏)が県立図書館5F多目的ホールで行われます。
■「真鍋博の世界」公式図録兼書籍(発行パイインターナショナル社)はB5版256頁価3600円+税の素晴らしい書籍で、自転車関連での懐かしいところでは、20キロ文明への憧れ「自転車讃歌」(ぺりかん社73年刊)の表紙等や、東京・晴海での'75サイクルショー(主催㈶自転車産業振興協会)のポスターなどが…満載されている。
■恐竜学博士として活躍される長男・真鍋真氏(国立科学博物館標本資料センター・コレクションディレクター/分子生物多様性研究資料センター長)の新著「恐竜学」(発行学研プラス社20/7刊)。恐竜への関心が急上昇する昨今、メディアで大活躍されている。