JACCイメージソング『もっと遠くに』誕生

伊東秀志名誉会員

ペダリアン1991(第36号)

「もっと遠くに」作詞・作曲・歌:伊藤秀志

 知らない街の  知らない風に
 お前と二人で  吹かれていたい
 生まれた街を  遠く離れて
 生きてる意味が  いま分かりかけてる
 世界の  どこにお前がいても
 この愛を  俺は投げ続けたい
 もっと  もっと  遠くに
 もっと  もっと  遠くに
 もっと  もっと  遠くに
 夢のかなたへ

人間だれしも一度は「どこか遠くへ行きたい」と本気で願うものです。それが実現するかしないか、人それぞれ置かれた立場、種々の条件によって異なり、皆がみな、この願望を満たすとは限りません。

私達は、このすべての人が心の底に抱く“旅への願い”をまず大事に育てて行きたいと考えています。そして“遠くへ”という願いはやがて“もっと遠くへ”、あるいは“誰も行ったことのない未知なる世界へ”行きたいという段階へエスカレートします。

私達は、これを「冒険心」と呼ぼうと思います。

日本アドベンチャーサイクリストクラブ(JACC)は、この冒険心を、自転車というもっとも私たちに身近な手段を通して満たそうと願うすべての人を対象として活動したいと考えています。

そして私たちは、ペダルを踏むことで現代が忘れようとしている“心の健康”を取り戻したいと考えています。心の健康(ゆとり)こそ、本当の意味で、“文化の発展”につながり、きたるべき自転車社会実現への原動力となるものと信じているからです。

地道な日々の活動を通して、若き肉体と精神の育成に努めたいと思います。

この「冒険心」にふさわしい、待望のJACC地球体験イメージソングとして「もっと遠くに」が誕生したわけです。

シンガーはミュージシャンの伊藤秀志さん(昭和29年9月11日生まれ。秋田出身。JACC日本国際自転車交流協会名誉会員)です。


上へ