ペダリアン第35号
史上初の犬ぞりによる南極大陸横断に成功した6ヵ国6人による国際隊員として活躍した舟津圭三(34歳・大阪)が、1990年度朝日スポーツ賞の栄誉に輝いた。
朝日スポーツ賞は、わが国スポーツ界の振興に著しく貢献した個人または団体に朝日新聞社から贈られる賞で、1929年(昭和4年)に創設されている。1990年度の同賞は、舟津のほか、前ロッテオリオンズ投手の村田兆治さん、日大アメリカンフットボール部監督の篠竹幹夫さん、青梅市陸上競技協会、の3氏1団体が選考された。尚、これまでの受賞者は、通算で延べ264人、76団体。地球体験ではヨットの堀江謙一さん、マッキンリーで消息を絶った植村直己さんに次ぐ受賞となる。(1990年1月31日)
また、舟津は1月17日に、一般スポーツ界で目覚しい活躍をした個人・団体に贈られる1990年度「第25回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」特別賞を受賞。「6ヵ国の科学者の犬ぞりによる南極横断6040キロに挑戦。犬ぞりを担当し、220日間にわたり過酷な自然の猛威を不屈の闘志とチームワークで克服した」として選考された。