第8回植村直己冒険賞
厳寒のシベリア横断1万4927km走破の安東評議員「植村直己冒険賞」受賞
「世界的な冒険家である故植村直己氏の精神を継承し、周到に用意された計画に基づき、不撓不屈の精神によって未知の世界を切り拓くとともに、人々に夢と希望そして勇気を与えてくれた創造的な行動(業績)について表彰することを目的とする。」-植村さんの故郷兵庫県日高町が主催する「植村直己冒険賞」。
2003年の第8回に厳寒のシベリア大陸完全横断1万4927kmを自転車で走破(2002年9月~2003年5月)を成し遂げ、日本人初の快挙を打ち立てた安東浩正JACC評議員が自転車冒険界で初めて同賞受賞に輝いた。安東が受賞となったのは、厳寒期の単独横断とともに、事前にロシアサイクルツーリングクラブ等との連絡協調を計るなど、周到に用意された計画に基づいた行動が、未知の世界を切り拓き、人々に夢と希望と勇気を与えるという植村精神を継承している、と高く評価されたことによる。
授賞式は2004年6月5日、日高町にてメダルと副賞が贈られ、記念講演が行われた。受賞のニュースは全国メディアで駆け抜けた。安東は「植村さんの書籍に影響されてこの世界に入った私にはこれ以上はない賞の受賞となります。」とコメントした。