第2回(2008、2009年活動者受賞)松尾さんと熟年大友さんがともに「フジグローブ賞」受賞!
JACC30周年記念セレモニー(2009年10月11日於ホテルクライトン大阪)で「フジグローブ賞」(その年に活躍したペダリアンに贈る)がユーラシア横断の松尾由香さんと地球体験17回の熟年大友忠さんに贈呈された。
1年7ヶ月に及ぶ長年の夢だった自転車ひとり旅(07/5~08/12)を果たした“夢追い人”松尾由香さん(36歳、大阪、元ロイヤルネパール航空OG)。
度々訪れた第二の故郷ネパールを振り出しに、インド、パキスタン、中国、中央アジア諸国、イラン、トルコ、東欧の国々、24ヵ国1万3500kmを走り抜いた。
松尾由香さんの女性単独行は「ユーラシア大陸自転車ひとり旅」と題して、自転車月刊誌「サイクルスポーツ」09/5号からカラーで連載され、09/8号で旅の終着地マケドニアにゴールを遂げ、最終回を飾っている。
目的をもった女性の勇猛果敢な、幾多の苦難と危険を乗り切った地球体験。人々の心の温かさをこよなく伝えた連載に、拍手を送らずにはいられない。文句なしの受賞者だ!
宮城県の大友忠さん(68歳、元NTTテレカ社員、4人家族)の挑戦は51歳の92年夏、欧3ヵ国3千500km走破に始まる。93年夏、北欧。94/9、リスボン~ローマ4千500km。95年夏、英一周・アイルランドを走行。と、毎年1ヶ月余の海外走行を重ね、96/7、55歳でJACC入会後も、96/11、豪L字走行。97/8、アラスカ縦断。99/9、北米縦断。00/4、NZ縦断。00/6、台湾一周。00/10、中米縦断。還暦の01/6、南米縦断。02/3、インドシナ4ヵ国。03/6、韓国縦断。04/12、アフリカ南部縦断・エジプト。05/12、ネパール・インド。08/4~08/8、中国上海~パキスタン・イスラマバード7千km走破。そして、09/4~09/8、イラン・トルコ~ベルギー7千kmを走破し、17回目の分割世界縦横無尽行を終えた。
このとてつもない地球体験を続けてきた大友忠さんを駆り立てた勇猛心と実行力、そして、大友さんの地球体験へのみなぎる活動を支えた大友夫人にカンパイ!すべく「フジグローブ賞」の贈呈が決まった。
単独ユーラシア横断の松尾由香さんへは、JACC交流協会名誉会員で1974年に世界最小手作りヨット「信天翁」で世界一周を遂げた青木洋さんから賞状と地球儀が贈呈された。
熟年大友忠さんへは、(株)フジグローブの西井脩社長から賞状と地球儀が贈呈された。大友さんは受賞ステージでともに受賞を喜んだ瑛子夫人へ19年間の男のわがまま「男なんて、女が去れば枯野なり」と奥さんに感謝した。
「フジグローブ賞」を受賞した大友忠さんの持続も、もちろん「人との出会い」だ。松尾由香さんも「人との出会い」が大きな夢追い旅を継続させた。夢ある人生とは、人との出会いなのだ!