山下晃和 中南米リポート1

※2010年11月より2011年5月まで中南米を走行した山下晃和会員からの地球体験報告です。(2011年8月17日)

中南米自転車旅を終え、早3ヶ月が経ちました。思えば、ペルーの砂漠地域を走っていて、苦労していたことも、はるか昔のことのように思えます。僕は、2010年の11月から今年の5月までの半年間、メキシコからアルゼンチンまでの南北大陸を走りました。すべて自転車というわけではなく、間の区間に飛行機を使ったり、バスを使ったりと輪行を交えた旅でした。ふたを開けてみると、11カ国も走っていました。他の世界一周サイクリストに比べればたいしたことないのですが。

以前、ぺダリアンで掲載していただいたように、ニカラグアでは強盗に遭い、正直言うと、精神的に物凄く不安定になり、落ち込み、走るのを止めようかというところまで考えたのですが、やはり、同時期に海外を走っているぺダリアンたちの頑張りを見ると、自分も出来る限り走ってみようと奮起できた部分もあります。

ここに御礼を申し上げます。

中南米は、全体的に治安が悪い地域もあります。しかしながら、経験のある方や、日ごろから気をつけている方であれば問題無いと思います。自然や人は想像以上に良く、コミュニケーションを楽しんだ自転車旅となりました。オススメの地域だと思います。あとは、グァテマラ、ペルーの南部砂漠地域、内陸の山岳地域、ボリビアの山岳地域はアップダウンが激しいので、荷物の軽量化を考えたほうが楽に進めると思います。僕は洋服の軽量化を考え、コンパクトで、機能的なアウトドアウエアを使いました。

今回は、帰国時期を早めたのですが、理由の一つに、モノマガジン・ムックであるモノスタイル・アウトドアという雑誌での出演依頼が来たからです。今回の中南米の旅記事、アウトドアアクティビティの記事などたくさんお仕事させてもらいました。今まで、自転車雑誌にしか旅記事は掲載されていなかったのですが、こういう若者向けのアウトドア誌に書けたことが今後の未来を切り拓くのではないかと思っています。もし、ご興味あればご覧になってください。

最後になりましたが、今後もぺダリアンの皆様のご活躍を祈っております。

山下晃和


上へ